日本語オペラ『王さまの耳はロバの耳!』

編成:歌い手3名、ピアノ、クラリネット、ファゴット

日本語オペラ『王さまの耳はロバの耳!』

今だからこそ多様性を育てるオペラを!(先ずはミニオペラで体験しよう!)

本作品・日本語オペラ『王さまの耳はロバの耳!』では、周りの目を気にしてしまい必死にロバの耳を隠そうとする王様が登場します。昨今の社会情勢を踏まえ、まずは自らが人と違うことを受け入れ、いかに自分らしさを前向きにとらえていけるかという多様性の共存の第一歩である自己受容を伝える絶好の題材になっています。
見やすい長さの40分間のミニオペラの前に「手のひらを太陽に」や「象の鼻」などの一緒に楽しく歌える曲からスタートし、分かりやすい楽器説明、そしてミニオペラへと進みます。高学年用には授業でも学習する「歌物語・ごんぎつね」(音楽劇)の上演も可能です。

先ずは、身近にオペラ(歌劇)を体験しましょう!

オペラや演劇は、決して難しいものでも高尚なものでもありません。
この作品では「王さま」「とこやさん」「女の子」という3人の人物が登場します。3人とも何か特別な個性ということではなく、それぞれどこにでも居そうな性格、個性の持ち主だと思います。お話に出てくる人の中で、だれが一番自分に似ていますか?そんなことを少し考えながら、このオペラを観ていただけると、オペラが楽しくてより身近なものになります。

テオリアプロジェクト

2020年春コロナ禍「いま伝えたい物語と歌」を演奏する団体「森のテオリア」を立ち上げる。大人から子どもまで様々な層の心に届く「生の歌声と楽器のアンサンブルによる舞台」を目指し、ワークショップや自主公演をはじめ、文化庁事業でも「日本語オペラ」や「うた物語」~文学シリーズ~の公演などを継続している。2022年12月(杉並公会堂小ホール)第1回公演 うた物語「ごんぎつね」初演、2023年3月(ムーブ町屋)第3回公演 合唱劇「木馬がのった白い船」を開催。2022年より文化庁「文化芸術による子供育成推進事業~芸術家の派遣事業」「子供のための文化芸術鑑賞・体験再興事業」では6人の歌い手と楽士が全国の学校で公演を行うなど、各地での公演を精力的に展開している。

あらすじ

昔、遠いある国に子どもの事が大好きな、王様とお后様がいました。二人には、長い間子供がいませんでした。2人は子供が欲しくて仕方がありません。そこで魔法使いを三人呼んで、お願いをすることにしました。「頭の良い、かしこい王子様が生まれますように!」「思いやりのある、心の優しい王子様が生まれますように!」「ロバの耳がはえた王子様が生まれますように!」それぞれが魔法をかけました。やがて元気な可愛い王子様が生まれすくすくと育って行きます。でも王子様にはロバの耳が生えていたのでした・・・。自分の耳がかっこ悪いと思った王さまは、この事を秘密にしました。でもそれでは、結婚して、お嫁さんをもらうこともできません。こまったなあ・・・・。ある日王様の髪を切る事になった床屋さんが王様の耳のヒミツを知ってしまいますが、王様は「絶対に秘密だ!」と命令します。「誰かに話したいよー!」と言う気持ちになり、ついに話してしまいます。「生まれたときからほかの人とちがう耳。だれの耳ともちがうぼくの耳はロバの耳ぼくはこの耳がはずかしい…」と悩んでいた王様に、女の子が一生懸命励まし、観客と共に前を向ける様に話して許しを得ます。そして王様は女の子に結婚を申し込みます。いつまでもお幸せに!

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