和泉元彌「狂言の世界」

狂言師:2~3名 解説:1名

和泉元彌「狂言の世界」

狂言和泉流二十世宗家『和泉元彌』~五百八十年の伝統~

古典芸能と言えば難しく堅苦しいものと思われがちですが、日本最古の「笑いの対面劇」です。中世の庶民の生活の中から生ずる、滑稽な「可笑しみ」は現代の私たちにも共感できる“ほっこり”とした温かみのある笑いを誘うストリーです。人間誰しもが持っている愚かな部分を滑稽に描き、また風刺のきいた可笑しみ、人が如何にも人間らしく力強い生き様を大胆な演出方法によって描き出します。能楽の中で『能』はミュージカルの様に歌と踊りが一緒になった「悲劇」であり、『狂言』は台詞中心の対面劇であり笑いの劇「喜劇」です。この企画では和泉流狂言の254演目の中からお子さんたちに分かり易い演目を厳選し上演するとともに、分かり易い解説と、実際に狂言を「体験する」ワークショップなども取り入れた、学校公演用の特別プログラムです。

生徒さんも先生も良くご存じのメンバーによる鑑賞会!

TV番組でもおなじみのメンバーによる、とにかく分かり易くて楽しい公演です!!決して堅苦しくなく日本古来の伝統文化に触れて体験して、しっかりと学んでいただきます。

プロフィール

≪和泉流狂言≫
後花園天皇時代の代に発し京都山科を中心に展開、流儀を確固たるものにしたのが「七代目山脇和泉守元宣」で、1614年に尾張徳川藩に召し抱えられた。1631年には京都御所にて「花子」を演じ、「和泉守」の称号を授けられ、更に「近衛引」という和泉流の定め扇も賜る。こうして、宮中と尾張徳川藩専属と言う形で発展し、三宅藤九郎家や野村又三郎家も吸収し発展を遂げる。現在も世界無形遺産の狂言会を代表する流派である。

 

【和泉元彌・狂言師】

和泉流二十世宗家。祖父は人間国宝「九世三宅藤九郎」、父は「和泉流十九世宗家・和泉元秀。和泉流二十世宗家として狂言の普及に奔走する傍ら、1998年『ネスカフェゴールドブレンド』のCMで注目され、2000『NHK紅白歌合戦』の白組司会、2001年大河ドラマ『北条時宗』の主役として活躍し、2002年ソルトレイクシティオリンピックの、メインキャスターに抜擢されるなど、芸能界でも幅広く活躍。現在は狂言の普及の為、尚美学園大学講師の他、各学校での「芸術鑑賞会」にも力を入れている。

 

【和泉淳子・狂言師】

第十九世和泉元秀の長女。平成元年「史上初女性狂言師誕生記念公演」を国立能楽堂で開催、文部大臣より「感謝状」を贈られる。NHK「ひるどき日本列島」キャスター他、TV番組・CMなどでも幅広く活躍。

 

【十世三宅藤九郎・狂言師】

第十九世和泉元秀の次女。和泉淳子同様に「十世三宅藤九郎襲名披露公演」を行い、文部大臣より「感謝状」を贈られる。現在は「英語狂言プロジェクト」の制作・指導や各学校での講演や講師として活躍中。

 

【和泉節子・解説】

二十世和泉流宗家「和泉元彌」の母。狂言プロデューサー、和泉宗家代表取締役、和泉流宗家宗家会理事長、和泉宗家後援会理事長、和泉流宗家記念館理事長。フジテレビ「笑っていいとも!」のレギュラー(2002年4月~2002年9月・月曜日)等、テレビのバラエティー番組などに多数出演。現在もフジTV「ノンストップ」準レギュラーなどで活躍

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