
国際貿易港・ブエノスアイレスから生まれた世界中の音楽の融合
「アストル・ピアソラ」により、一層世界に広まったと言われるアルゼンチンタンゴは、140年前に南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの港町ラ・ボカ地区で生まれた。当時、国際貿易で繁栄を極めたブエノスアイレスは、ヨーロッパから夢を抱いてやってきた移民、アフリカから労働力として連れてこられた黒人たち、そして現地インディオ系の人々とが混在し、活気に満ちあふれる中、黒人系のリズム、ヨーロッパ的な旋律、そして現地インディオの音楽が融合した曲が演奏されるようになった。この叙情的な音楽と踊りの融合がアルゼンチンタンゴの始まりであり、ゆえにアルゼンチンタンゴの旋律はどこか物悲しい、とも言われている。この公演はアルゼンチンタンゴの魅力と歴史を楽しく分かりやすく紐解いていきます。
ポップなテイストも盛り入れた訊きやすいタンゴが人気
ご存じ「だんご三兄弟」を普通に演奏したバージョンと、アルゼンチンタンゴにアレンジしたものを比較して聴いていただけるコーナーや、タンゴの歴史にちなんで昔のタンゴから、現在のタンゴを辿るコーナー等が人気。
プロフィール
ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」などで一世を風靡したお祭りバンド「上々颱風」で活躍してきた歌姫「白崎映美」が自らの歌詞でアルゼンチンタンゴを酒田弁で歌う企画。よく知らないタンゴもグッと身近なものに!
【白崎映美:ボーカル】
山形県酒田市出身。1990年上々颱風でエピックソニーよりデビュー。JAL沖縄キャンペーンCM出演、ジブリ「平成狸合戦ぽんぽこ」の音楽担当、シンディ・ローパーのアルバムレコーディング&ライブの参加など、国内外を問わず幅広く活動。東日本大震災を経て“東北さいい事来―い!”と、バンド「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」を結成。酒田観光大使。モッシェ山形代表理事。2017年酒田市よりふるさと栄誉賞受賞。
【柴田奈穂・ヴァイオリン】
クラシックを仙崎明子氏、タンゴをフェルナンド・スアレス・パス氏、ポップスを中西俊博氏に師事。アストル・ピアソラの音楽に衝撃を受けアルゼンチンタンゴに傾倒。2006年に単身アルゼンチンに渡り、ソロアルバムを現地レコーディングして以降、度々ブエノスアイレスを訪れ、研鑽を積む。現在「LAST TANGO」「Tango Querido」主宰。
プログラムの一例
- フランチーニへのプレリュード
- エル・チョクロ(世界中で大ヒットしたみんな知っているタンゴ)
- 首の差で(映画「セントオブウーマン」にも使用されたタンゴ)
- 我が死へのバラード(退廃的なタンゴの世界)
- 私はマリア(ロックな曲)
- ラ・クンパルシータ(世界中でしられている定番中の定番曲)
- 想いの届く日(世界中で愛される歌曲をインストで)
- 新緑のワルツ(タンゴのリズムのうちの一つ、ワルツを1曲)
- ラ・プニャラダ(タンゴのリズムの中でも特にノリノリのリズムで)
- タンゴの特殊奏法について&「バンドネオン」ってどんな楽器?
- オブリビオン(泣きの一曲)
- ロコへのバラード(芝居の要素が入った大曲)
◆①アンコールリベルタンゴ ②チェ・タンゴチェ



