いのちのかたりつぎ

上演時間:75~90分、出演者:3~10名、スタッフ6名

いのちのかたりつぎ

被災地から未来へ、いのちの伝言 (被災者の証言を元に制作されたミュージカル)

東日本大震災から10年、阪神淡路大震災の発生からは四半世紀以上が経ちます。時間が経ったからこそ向き合えること。あらためて言葉にして次の世代に向けて語り継いでいくこと。そして、災害のあとに語り継がれるいのちのこと。5つの物語を歌やダンス、詩や映像でつむぐオムニバス公演。東日本大震災を経験した岩手、宮城、福島の俳優と、3.11を描いた作品に向き合い続けた表現者たちが結集して伝えていく「かたりつぎ」の時間をお送りします。

平成30年度・令和元年度文化庁戦略的芸術文化創造推進事業採択

【プロデュース団体・みんなのしるし】

日本の芸能の起源は『祭り』に有ると考え、民謡・神楽・猿楽などの伝統芸能がジャンルを超えて解けあい、様式にとらわれない舞台表現を繰り広げている。2010年からはドイツを拠点に欧州中心に活動していたが、2012年からは拠点を岩手県大船渡市に移し、『いのちてんでんこ』、『シシオドリ海を渡る』、『いのちのかたりつぎ』等の舞台作品を中心に全国各地での公演活動を展開している。

※平成30年度・令和元年度文化庁戦略的芸術文化創造推進事業採択

【代表・演出家:前川十之朗】

みんなのしるし代表、作・演出家、音楽プロデューサー、元東京大学CSIS協力研究員、元防災科学技術研究所委託調査員。
1987年シンガーソングライターとしてメジャーデビュー後、音楽制作やミッキー吉野・クニ川内・氷室京介などの個性派アーティストとも数多くコラボレーションする。2009年ドイツに渡り海外にもフィールドを広げる。2012年帰国後、岩手県大船渡入り、現在に至る。

あらすじ  〜5つの物語をつむぐ、オムニバス作品〜

『私に語る資格はあるのでしょうか』

(作・語り部KOBE1995 防災科学技術研究所 第6回防災ラジオドラマコンテスト 優秀賞作品)

阪神・淡路大震災を経験した1人の男は神戸で語り部を続けてきた。男が震災後に生まれた大学生に伝えた事とは?

『カーナビゲーション』

(作・碁石観光がんばろう会 防災科学技術研究所 第3回防災ラジオドラマコンテスト 最優秀賞作品)

津波に飲み込まれた車を運転する男とAI搭載のカーナビゲーションとの最後の会話。震災直後の壮絶な緊張感の中で消え入るいのちの灯火。

『いのちてんでんこ』

(作・みんなのしるし )

未曾有の震災で多くの命を救った言葉「津波てんでんこ」小さな妹の命を守り抜いた想い、生きる事に戦い続ける苦悩と絶望、語りかける幼なじみの魂。市役所の青年が見てきた被災地の物話。

『水辺のふたり』 

「渚にてあの日からの〈みちのく怪談〉」より(作・鷲羽大介)

全国にある、タクシーに乗ってくる幽霊の噂話をしている友人同士。東日本大震災から止まってしまった10年間の時間を見つめる、水辺のふたりの優しい時間。

『Fukushima Voice』 

(作・和合亮一)

海辺のある小学校の机の上には9年間そのままになっていた一本の牛乳瓶がありました。”フクシマ”と呼ばれた被災地の、過去・未来・現在の時空を超える言葉を紡ぐ命の合唱。本当に祈るべきものは、未来にある。

メディアで取り上げていただきました

おすすめ公演

公演メニュー 資料請求 お問い合わせ