ジャパニーズ・クラシック「THE・邦楽」

編成:津軽三味線・和太鼓・尺八〈ナビゲーター〉スギテツ(ヴァイオリン・ピアノ)

ジャパニーズ・クラシック「THE・邦楽」

西洋古典音楽(クラシック)から見た『日本古典音楽(邦楽)』

NHK Eテレ「おんがくブラボー」にレギュラー出演中、「クラシックを遊ぶ音楽実験室」でお馴染みの『スギテツ』と一緒に、日本古来の伝統芸術の『邦楽』を紐解き学びましょう。
400年の歴史を持つクラシック音楽と、邦楽との歴史的な背景や、同じ時代に「洋の東西」に分かれて生活・文化と共に発展してきたその芸術を比較対照しつつ、世界の中での日本の伝統芸術である邦楽についてしっかりと体験&学習しましょう。2020年の東京オリンピックで感じたであろう、世界の中における素晴らしい日本を、「世界に全く見劣りしない卓越した伝統芸術」から、しっかりと感じ取れるスペシャルプログラムをご用意致しました。

今までに見た事も聴いた事も無い邦楽コンサートです

コンサートのナビゲーターを務めるのは、”クラシックで笑顔を創る”ピアノとヴァイオリンのデュオ、「スギテツ」。クラシックの名曲をただそのまま演奏するだけではなく、さまざまな音楽や環境音などとミックスさせたユニークなパフォーマンスで、クラシックの名曲、クラシックを遊んでしまう迷(?)曲を、映像などさまざまな演出を交えてお届けします。学校で学ぶ「音楽」の基礎ともいえるクラシックを、その歴史や背景も含め学びながら楽しむステージから、この公演はスタートします。
そして「和」の世界。津軽三味線全国大会を最年少優勝から3連覇、殿堂入りを果たした宮城県仙台市出身の若き奏者・浅野祥氏のステージです。伝統的な民謡のみならず、JAZZやHIP-HOPのミュージシャンとの交流も多く、生徒の皆さんとの世代の近さも親しみ易さに繋がります。また、東日本大震災で被災した実家の柱を素材として作られた津軽三味線の音色も聴きどころです。

プログラムの一例

〘民謡〙

  • 津軽じょんから節
  • 津軽あいや節
  • ソーラン節
  • 秋田荷方節
  • 五所川原甚句
  • いかとりの唄

★ご当地民謡のリクエスト演奏可

〘和洋折衷クラシック〙

  • ブラームス「ハンガリー舞曲第5番」変奏曲「日本舞曲第五番」
  • ラヴェル「ボレロ」変奏曲「墓礼路」

〘純クラシック〙

  • モンティ「チャルダッシュ」
  • ピアソラ「リベルタンゴ」

☆体験コーナー(津軽三味線の演奏体験など)

プロフィール

ピアノ・作曲・編曲:杉浦 哲郎(すぎうら・てつろう)

名古屋市出身。4歳よりピアノを始める。法政大学社会学部在学中より音楽業界に関わり、アレンジャー・コンポーザーとして、さまざまなジャンルで活動中。これまでに100本以上のCM音楽を手掛ける他、JR東海、JR四国、東急、嵯峨野観光鉄道など鉄道関連の楽曲提供、「劇団ワハハ本舗」の舞台音楽、「セントレア空港音楽祭」監修、ラジオパーソナリティ、執筆、ステージプロデュースなど、振り幅の広いクリエイターでもあり、スギテツのマネジメント業などを遂行する音楽制作会社「プラスギス」の運営にも携わっている。

ヴァイオリン:岡田 鉄平(おかだ・てっぺい)

福岡県行橋市出身。4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏科卒業後、同大学研究科修了。長江杯国際音楽コンクール第1位ほか、多数のコンクール入賞後、数々の楽団にソリストとして出演する他、ヤマハメソッドのお手本CDなど、レコーディングの実績も数多い。2015年7月には、自身の超絶技巧を駆使し、サラサーテやパガニーニなどの難曲に挑んだクラシック・ソロアルバムをキングレコードよりリリース。現在、ソロ、室内楽、アンサンブルなど、さまざまな分野で活躍中。

 

【浅野 祥(あさのしょう)】(津軽三味線奏者)

仙台市出身、慶應義塾大学卒業。7歳の時、青森県弘前市で開催される津軽三味線全国大会に最年少出場し、翌年から各級の最年少優勝記録を次々と塗り替える。2004年津軽三味線全国大会最高峰のA級で最年少優勝 。その後、2006年まで連続優勝し3連覇を達成、殿堂入りを果たす。アメリカやフランスでのソロ公演をはじめ、カナダ、ヨーロッパ、バルト3国、東南アジアツアーなど海外でも活躍の場を広げるほか、ジャズやヒップホップのミュージシャンとのコラボレーションなど、邦楽のジャンルを超えた活動を展開している。また、和楽器の魅力を子供達に伝えるべく、学校公演やアウトリーチなどの実績も数多い

【山部 泰嗣(やまべたいし)】(和太鼓奏者)

1988年生まれ、岡山県倉敷市出身。3歳から太鼓に親しみ、6歳で倉敷天領太鼓のメンバーとして舞台に立つ。2004年「東京国際和太鼓コンテスト 大太鼓部門」にて史上最年少で最優秀賞を獲得。「若き天才和太鼓奏者」「50年に一度の逸材」と注目され、独特のリズム感と抜群に早いバチ捌きを特徴としあらゆるリズムを自由自在に和太鼓で表現する。プロ奏者として海外にも活動の場を広げる一方、舞台演出・作曲など新たな和太鼓の可能性を追求し、他ジャンルとの共演も積極的に行っている。

【石垣征山(いしがきせいざん)】(尺八奏者)

幼少のころから邦楽に親しみ、尺八を父・初代石垣征山、人間国宝 山本邦山に師事。オーストラリア、アルゼンチン、ポーランドなど各国で演奏し高い評価を得たのち、都山流師範試験に首席登第、父、征山の名を襲名。第四回東京邦楽コンクールにて第一位、日本伝統文化振興財団賞を受賞。第16回くまもと全国邦楽コンクール」にて最優秀賞、文部科学大臣奨励賞を受賞。2013年 第39回都山流本曲コンクールにて金賞、文部科学大臣賞を受賞。東京藝術大学音楽学部邦楽科、NHK邦楽技能者育成会卒業。都山流尺八楽会師範。都山流邦山会会友。山本邦山尺八合奏団団員。邦楽音心会会主。

 

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